当ブログ管理人の hani です。
資産3,000万円を達成するまでの歩みを振り返る「投資遍歴シリーズ」。
第1話のネクソン(ストップ安&塩漬け)、第2話のKLab(300万→1,250万→500万(誤発注で全売却)と、怒涛の修羅場をお届けしてきました。
今回は、当時の私が「俺もいよいよリスク管理ができる投資家になってきたぞ」と完全に調子に乗っていた時期の、恥ずかしすぎるお話です。
結論から言うと、人間は失敗してもすぐには賢くなれません(笑)。
「集中投資は危険だ!これからは分散投資の時代だ!」
ネクソンとKLabでの大乱気流を経験した私は、さすがに学んでいました。
「1つの業種に全財産を突っ込むから、胃が痛くなるんだ」
「これからは複数の業種に資金を分けて、スマートにリスクヘッジ(リスク分散)をしていくぞ!」
本やネットで「分散投資」という言葉を覚え、すっかりプロ投資家気取りだった私。
KLabの利益や手元の資金を使い、意気揚々と複数の銘柄に資金を振り分けました。
A社(ゲーム開発)
B社(ネットサービス)
C社(ITツール)
「よし!ゲームだけじゃなくて、ネットサービスやITツールにも分散したぞ!業種もバラバラだし、これでどこかが下がっても他がカバーしてくれるはずだ!」
画面に並ぶ複数の銘柄を見て、私は「完璧なポートフォリオ(資産配分)が完成した」と満足感に浸っていました。
発覚した衝撃の事実。「市場」が全部同じじゃねーか!
しかし、そんなある日のこと。
相場全体が冷え込み、新興市場に激しい売り圧力が襲いかかりました。
「まあ、俺の株は色んな業種に分散してるから大丈夫だろ」
そう思いながら自分の証券口座を開いた私。
目に飛び込んできたのは……保有銘柄が「見事なまでに全滅(全銘柄マイナス)」している地獄絵図でした。
「えっ、なんで!? 業種はバラバラにしたはずなのに、なんで全部一緒に爆落してんの!?」
パニックになりながら、それぞれの銘柄の「所属市場」を改めて確認した私。
そこで恐ろしい事実に気づいてしまいました。
……全部「マザーズ市場(※現在の東証グロース)」だったのです(爆笑)。
業種を散らした気になっていたものの、私が買っていたのは「ボラティリティ(値動き)が激しくてハイリスクなマザーズの新興株」ばかり。
要するに、「マザーズという嵐の海の中で、違う船に乗っていただけ」だったのです。
市場全体に暴落の波が来れば、船の種類が何であれ、全員まとめて沈没するのは当たり前でした。
自称・投資家の浅はかすぎる「勘違い分散投資」の完成です(笑)。
マザーズの乱気流と、本当の「リスク分散」への開眼
マザーズ市場の銘柄は、上がるときは天国ですが、下がるときのスピードはエグいものがあります。
「分散しているから安全」と高をくくっていた私は、再び含み損の波に飲み込まれ、毎日株価を見るたびに頭を抱えることになりました。
「業種を散らすだけじゃ、リスク分散にはならない」
「ハイリスクな市場(マザーズ)だけに資産を置いていること自体が、最大のギャンブルだったんだ……」
この「全部マザーズ事件」を通して、私はようやく本当の意味でのリスク管理に目覚めました。
本当の分散投資とは、単に銘柄数を増やすことではなく、
「東証一部(現プライム)の大型株」と「新興市場の成長株」を分ける
「個別株」だけでなく「投資信託や指数(インデックス)」を組み込む
「国内」だけでなく「海外」や「現金比率」も意識する
というように、「リスクの性質そのものをズラすこと」なのだと、痛い目を見て初めて体の芯から理解したのです。
迷走の20代を経て、30代の「手堅い運用」へ
銘柄を散らしたつもりで「全部マザーズ」という痛恨のボケをかました私ですが、この失敗こそが、現在の私の投資スタイルの最大のターニングポイントになりました。
「感覚やノリで株を買うのは、もう終わりにしよう」
ここから私は、個別株のギャンブルトレードを極力減らし、徹底的なリスク管理と「日本株×投資信託」の二刀流による、本気の資産形成へと舵を切ることになります。
次回は【第4話】アベノミクス完全スルーの男が、2023年に「投資信託」と出会って衝撃を受けた話へ続きます。
本記事のQ&A
Q1. マザーズ(現・東証グロース)銘柄ばかりを買うと、なぜリスクが高くなるのですか?
A. 新興市場の銘柄は急成長が期待できる反面、業績基盤が不安定で値動き(ボラティリティ)が非常に激しいためです。相場全体の地合い悪化や金利上昇などの外部要因があると、業種に関係なく新興株全体から一斉に資金が抜けて「総崩れ」になりやすい特徴があります。
Q2. 業種(セクター)を分けるだけでは「本当の分散投資」にならないのはなぜですか?
A. 同じ市場区分(すべて新興小型株など)や同一の値動きパターンを持つ資産だけで固めていると、市場全体の急落リスク(システマティック・リスク)を相殺できないためです。本当のリスク分散には、業種だけでなく「大型株と小型株」「株式と債券」「日本と海外」など、異なる値動きをする資産同士を組み合わせる必要があります。
Q3. 個別株のリスクを抑えつつ手堅く資産形成を始めるには何から組み合わせるべきですか?
A. 全世界株式(オルカン)やS&P500などに連動するインデックス型の投資信託を運用のベース(コア)に据えるのが王道です。基盤を投資信託で固め、リスクを取る個別株投資は余力資金(サテライト)にとどめる「コア・サテライト戦略」をとることで、安定性と成長性を両立しやすくなります。
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